今回の第一回JAGデザインアワードは、新型コロナ感染拡大の中、緊急事態宣言という特殊な状況下での審査会となり、数多くの作品を審査するのにリモートワークで行うことで、かえってじっくりと作品を一つ一つを丁寧に見ることが出来ました。
その上で、最終審査はやはり委員全員が直接に会って議論しようと、京都に集まることになりましたが、奇しくも10月1日は、緊急事態宣言解除の日に当たり、大いに議論が出来たのはとても幸せなことだと感じました。
今日、地球規模での気候変動による災害が日常化している中、ガーデンデザイナーは如何にあるべきかが問われております。
応募作品の中にも、解決の糸口を見つけようとしている庭もあり、心強く感じました。
自然環境と社会の多様性と持続性を考慮した上で、人の幸せの居場所を作るガーデンデザイナーの仕事が見事に表現されている作品が入賞、優秀賞、最優秀賞に選ばれたことは大変喜ばしい事と思っています。
【第1回 JAG『ガーデンデザイナー』アワードの応募要項を見る】
創立20周年記念事業の一環として、ガーデン・ランドスケープデザインに携わる業界の意識・知識レベルの向上、次世代を担う若手デザイナーの育成を目的にデザイン・設計技術・表現手法の向上を図る。
文章・図面はPDF、写真画像はJPGデータで『JAGコンテスト事務局』へメールでお送りください。
データ総容量は20MB以下でお願いします。(推奨写真データサイズ:500KB以上〜2MB程度)
2021年4月1日〜2021年7月1日必着
2021年9月頃を予定
受賞作品は受賞者の方のお名前と共にホームページ、ニュースリリースなどで発表いたします。
一般社団法人 JAG(ジャパンガーデンデザイナーズ)協会 コンテスト事務局
E-mail:jagoffice6160@gmail.com
※コンテスト概要に関しての質問等はメールでのみ受付ます(返答には時間を要する可能性があります)
庭を愛する人とともに
日本でただひとつの、ガーデンデザインを職業とする人の集まりです。
JAGのメンバーであることは、クオリティの高いデザイナーとしての証であると同時に、世界や日本の自然環境をも含めた庭文化に貢献し、後進の育成を図るという共通の夢を持つ仲間であるといえます。
会員間の情報、意見交換や教育プログラムはもとより、エンドユーザーにも開かれた数々のシステムによって、デザイナーと施主とのより近い関係を確立し『生きている地球』を意識した庭造りを目指しています。
正木 覚(まさき さとる)
1952年 福岡県生まれ。
武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科を卒業後、3年間植木職人の修行を積み、造園設計会社を経て、1991年 エービーデザイン株式会社を設立。
個人の庭や集合住宅をはじめ住宅開発、商業空間など、ここちよさを求めたデザインを実践している。
また「環境共生住宅」や「まちつくりプロジェクト」にも積極的に取り組み、教育機関や企業研修などセミナー講師としての活動も多い。
著書:正木覚のここちよい庭づくり、樹木で演出するミニ・ガーデンプラン、ナチュラルガーデン樹木図鑑(講談社)
メディア:NHK趣味の園芸など多数出演
一般社団法人 JAG(ジャパンガーデンデザイナーズ)協会 名誉会長