2026年3月22日から26日まで行われている福岡フラワーショーに伴い、23日、JAGの理事会が同市で行われました。
23日は、吉田副会長の知り合いである小動物を扱う会社ピーツーアンドアソシエイツ(株)(創業90年)の会議室をお借りしての理事会でした。午前中に各委員会、午後から理事会が行われました。内容は5月の総会に向けての打ち合わせでしたが、挨拶に来られた代表取締役田坂氏の「時代に即し大胆に形態を変える」というお話がとても印象的でした。


初日の22日は、14時から希望者で福岡フラワーショーを見学し、閉園後に行われたカンファレンスに参加いたしました。
福岡フラワーショーは、「チェルシーフラワーショーを日本にも」を合言葉に、市長自らが先頭に立って立ち上げた花とガーデンのイベントです。同市は一人一花運動を2018年頃から行っており、行政、市民、事業者が一体となり、自ら楽しみ、訪れる人にも安らぎを感じてもらうという運動です。
地道な活動を通じて、この度のフラワーショー開催へとつながりました。


福岡フラワーショーは昨年がプレ開催で、今年が第1回目です。
記念すべき第1回目のコンテストには世界中から24の応募がありました。5つの作品が選ばれ、その一つがJAG友の会会員の三石浩司氏のパートナー、三石めぐむ(有限会社コテージ・ガーデン)氏の作品です。北海道からという不利な条件ではありましたが、地元造園会社やメーカーの協力、さらに全国各地からの応援により作庭されました。残念ながらゴールドメダルとはなりませんでしたが、コンセプトと植栽の美しさは秀逸でした。
他の4つの作品も感銘を受ける素晴らしいものでしたが、中でも藤井宏海氏の作品は、野原を模した植栽を種から育てた植物で満たし、来場者の人気投票ピープルズチョイスでも1位を獲得しました。この二つの作品はいずれも若い女性の作品であり、明るい未来を示しているように感じられました。
ショーには、私たちの会JAG名誉会長である吉谷桂子氏が当初から深く関わってきました。
吉谷氏によりますと、審査は8時間以上かかり、イギリスからRHSの副会長と理事の2人、日本の審査員が3人参加したとのことです。そのうちの一人が吉谷桂子氏、同じくJAG顧問の正木覚氏でした。様々な観点から審査が行われましたが、事前に提出したクライアントブリーフ(テーマの解釈と実現性)が最も重要視されるのがチェルシーフラワーショーです。最近出展されている作品も、「美しい庭」から「意味のある庭」へと評価軸が変化している(吉谷氏談)のだそうです。
その点を踏まえると、今回の出展作品はいずれも素晴らしかったと言えるのではないでしょうか。














初日夜には業界行政関係者200人参加のフラワーカンファレンスが行われました。JAGからは9人の参加でした。とかく縦割りになりがちな業界を、バラしたりミックスしたりしてのワークショップは、業界初の試みにも思われます。会場では生産、流通、販売、製作、作庭、共生、全体(行政)に分かれ、まずは討論。次にポリネーター役(ミツバチのように媒介)が違うところへと話を持ち歩き、カルティベーター役(土壌を整え成長を促す)が話を整え、その後再び自分のグループへ持ち帰るという、ちょっと複雑で面白い試みがされました。短い時間で語れることは多くはなく、物足りなさも感じたのは事実です。しかし、まず矢を放った主催者である福岡市の行動は勇気あるものだったと感じます。
私たちの業界がAIに取って代わられることなく、人の手で行い、これからの地球にも貢献できるものであるという自覚を促す一日でもあったように思います。
